Neil Youngニール・ヤング

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ニール・ヤングによるオフィシャル・リリース・シリーズ第5弾『FREEDOM』『RAGGED GLORY』『WELD』『ARC』のクラシック・タイトル4枚から構成されるシリーズ最新作リプリーズ・レコードより7月14日発売

2023.6.12

ニール・ヤングの音楽は、時制や慣習に囚われない。1968年に初のソロ・アルバムを発表して以来、ニール・ヤングは彼自身が感じ取ったものをそのまま表現しながら突き進んできた。全てのオリジナル・リリースと、現在までに公式にリイシューとなっている作品は、まさに発見の旅そのものだと言えるだろう。時としてそれは、過去、現在、未来という時制の違いではないようだ。彼の音楽は時代に関係なく存在し続けているのである。




7月14日にリリースを控えている、ニール・ヤングのオフィシャル・リリース・シリーズ第5弾は、4枚のアルバムから構成される素晴らしいコレクションであり、1989年発表の『FREEDOM』と共にエキサイティングなルネッサンスは始まり、『RAGGED GLORY』(1990)、『WELD』(1991)、『ARC』(1991)へと、前人未踏の探求へと流れ継いでいく。多くの意味でそれは、いかにしてヤングが未来を見据え、サウンドとそれまで触れられたことがないオリジナリティを駆使しながら、クリエイティヴな世界観を広げていったのかを物語る、音楽紀行と言える。


オフィシャル・リリース・シリーズ第5弾は、4枚のオリジナル・アルバムを9枚のアナログ盤に収録したアナログ・ボックス・セットと、6枚のCDに収録した6CDエディションという2形態でリリースとなる。他のオフィシャル・リリース・シリーズ同様、この4枚のアルバム音源は、それぞれ考えうる最上質のマスター・ソースをもとにした最新リマスター音源となっており(『Ragged Glory』に関しては、オリジナルのアナログ・テープからリマスターされている)、ここに収録されている4枚のアルバムは、本シリーズで初めてアナログ用にリマスターが施されたことになる。本シリーズより「Don’t Spook The Horse」が、現在デジタルで音楽配信とダウンロードで聴くことができる。







商品の予約と「Don’t Spook The Horse」の音楽配信サービス:
https://warnermusicjapan.lnk.to/NY_ORS5


アナログ盤は180グラムの重量アナログ盤が採用されている。また、アナログ・ボックス・セットは豪華ボックス仕様のパッケージとなり、CDエディションは、スリップケースを使用した装丁となる。


ニール・ヤングの幅広いキャリアの中において、この時代に制作音楽は、間違いなく彼にとってターニング・ポイントとなった時期に生まれたものだ。1990年代がまさに始まろうとしていた時期、ヤングは長く所属していた古巣のリプリーズ・レコードへ戻ったばかりであった。それは、止まることを知らないソロ・キャリアの21周年記念を迎えたばかりのヤングにとって、喜ばしく歓喜に満ちた瞬間のようであった。オフィシャル・リリース・シリーズ第5弾を構成する1枚目のアルバムは、アルバムにふさわしく『FREEDOM』と名付けられ、「Rockin' in the Free World」というトラックが収録となっている。


『RAGGED GLORY』(1990)は、終わることのない音楽への祝祭とも呼ぶべき作品で、ニール・ヤングとクレイジー・ホースは今も全力でその制作活動を続けているが、本作は、北カリフォルニアにあるヤングが所有するBroken Arrow Ranchにて収録された。元々10曲が収録となっているアルバムだが、このリイシューでは4曲のレア・トラックがさらに追加となった。「Interstate」と「Don’t Spook The Horse」は元々Bサイドに収録された楽曲だ。「Box Car」と12分に及ぶ「Born To Run」は両曲とも未発表ヴァージョンが収録となっている。この新たに追加となった4曲によって、ボックス・セットで本作は、それぞれ3枚組アナログ盤、2枚組CDへと収録になった。


『WELD』(1991)は、ニール・ヤングの歴史においてもっとも革新的な作品の1枚だ。『RAGGED GLORY』発表後に、クレイジー・ホースとのパフォーマンスを録音したライヴ・アルバムとなる。バンドの歴史においても様々なクリエイティヴィティに溢れた時代の作品であり、これまでにニール・ヤングが示して来た通りに、彼がまぎれもなくロックン・ロールの礎を築いたことを知らしめる1枚である。


『ARC』(1991)は、『WELD』と対をなすライヴ・アルバムであり、当時は、ヤングの創作においてしばしば見られたが、不評を買った1枚でもあった。『ARC』は、ギターのフィードバック、インプロヴィゼーション、ギター・ソロ、そしてヴォーカルの断片が、35分間の演奏の中で一度に噴出したような作品だ。本シリーズにおいて、初めてアナログ化となる。


【リリース情報】

ニール・ヤング
『OFFICIAL RELEASE SERIES DISCS 22, 23+, 24 & 25』

輸入盤発売日:2023/07/14
(※こちらは輸入盤のみの発売となります)


<下記2形態にてリリース>
◆6枚組CDエディション 品番:9362.488427
◆9枚組180グラム重量盤アナログ・ボックス・セット 品番:9362.488428


<収録曲>

『FREEDOM』
“Rockin’ In The Free World” (Live Acoustic)
“Crime In The City (Sixty to Zero Part 1)”
“Don’t Cry”
“Hangin’ On A Limb”
“Eldorado”
“The Ways of Love”
“Someday”
“On Broadway”
“Wrecking Ball”
“No More”
“Too Far Gone”
“Rockin’ In The Free World” (Electric)


『RAGGED GLORY – Smell The Horse』
“Country Home”
“White Line”
“Fuckin’ Up”
“Over and Over”
“Love to Burn”
“Farmer John”
“Mansion on the Hill”
“Days That Used To Be”
“Love and Only Love”
“Mother Earth (Natural Anthem)”
“Interstate”
“Don’t Spook The Horse”
“Box Car”
“Born To Run”


『WELD』
“Hey Hey, My My (Into The Black)”
“Crime in the City”
“Blowin’ in the Wind”
“Welfare Mothers”
“Love to Burn”
“Cinnamon Girl”
“Mansion on the Hill”
“Fuckin’ Up”
“Cortez the Killer”
“Powderfinger”
“Love and Only Love”
“Rockin’ in the Free World”
“Like A Hurricane”
“Farmer John”
“Tonight’s the Night”
“Roll Another Number (For The Road)”


『ARC』
"Arc (A Compilation Composition)" 
 

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